− 介護保険の現場B 介護サービスの利用 −

介護サービス利用例

@パーキンソン病で寝たきりに近い状態になり、日常生活に介助が必要なAさん(87歳・女性)
介護保険制度になるまでは、Aさんの子供たちが交代で介護にあたっていました。昨年要介護認定を受け、短期入所療養介護(ショートステイ)と通所介護(デイサービス)をあわせて利用するようになりました。
   家族の声は・・・
「これまでは、A子さんの子どもたちが交代で泊まりこみ介護をしていたので、家族の負担がかなり軽くなりました」
「施設での入浴サービスを受けられるようになり、清潔が保てます」
「急用が出来て家族が介護に当たれないときなどは、ショートステイを利用できるのでとても助かりました。安心して生活することが出来ます」
ABさん(79歳・男性)は脳卒中の後遺症で、手足に麻痺があり「要介護3」に認定され、毎週1回通所リハビリを続けています。
   Bさんの話・・・
「通い始めた頃は遠慮や気兼ねがあって、見知らぬ人から介護を受けることに対して抵抗がありました。しかし、施設でいろいろな人と出会いそれまでは人に励まされてばかりいましたが、今では人を励ますこともあります。友達も出来て充実した日を過ごしています」(以前は家族に当り散らすことも度々あったそうですが、今はそれも少なくなったそうです)

 

主な介護サービス

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自宅での介護サービス
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●身の回りの世話=訪問介護・訪問入浴介護
●医療的なサービス=訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導
●施設利用(日帰り)=通所リハビリ(デイケア)・通所介護(デイサービス)
●福祉用具購入=ポータブルトイレ・入浴用イスなどの購入費支給
●福祉用具貸与=ベッド・車椅子など
●住宅の一部改修=手すりの取り付け・段差解消など改善費支給
●短期入所生活介助(ショートステイ)
●短期入所療養介助(ショートステイ)
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施設への入所サービス
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●特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型医療施設